今住んでいる家は大丈夫？シックハウス症候群と換気について徹底解説！

飛騨・高山を中心に新築・注文住宅を専門に取り扱っている住宅会社4u DESIGN HOUSEです。

 

皆さまはシックハウス症候群という言葉をご存じでしょうか。

一度は耳にしたことがある方が多いと思います。

ですが、シックハウス症候群の具体的な内容や対策についてはご存じない方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回のコラムでは、シックハウス症候群の症状と対策に加えて、シックハウス症候群と深いかかわりのある換気についてご紹介いたします。

 

シックハウス症候群の症状と対策

シックハウス症候群とは

シックハウス症候群とは、建材や調度品などから発生する化学物質（ホルムアルデヒドなど）、カビ・ダニなどによる室内空気汚染などによる健康への悪影響を総括した名称です。

また、シックハウス症候群は、医学的に確立した単一の疾患ではなく、居住に由来する様々な健康障害の総称を意味する用語とされています。

 

症状

シックハウス症候群の症状としては、目がチカチカする・のどの乾燥・鼻水・吐き気・湿疹・頭痛など人によって様々です。

ただ、人に与える影響は個人差が大きく、同じ部屋にいるのにまったく影響を受けない人もいれば、敏感に反応してしまう人もいます。

 

原因

シックハウス症候群は前述の通り、化学物質やカビ・ダニなどによる室内空気汚染が原因です。

日本でシックハウス症候群が問題視され始めたのは1990年代の中ごろであり、比較的最近の話です。

それ以前の日本の住宅は風通しの良い造りの住宅でしたが、省エネルギー化に向けて、高気密・高断熱化が進んだ結果、建材や調度品などから発生する化学物質やカビ・ダニによる室内空気汚染が深刻化した結果、シックハウス症候群が発生しました。

 

対策

シックハウスう症候群は前述の通り、建材や調度品などから発生する化学物質（ホルムアルデヒドなど）やカビ・ダニが原因です。

そのため、それぞれに対して対策を行う必要があります。

化学物質の対策については、人工の建材や調度品を少なめにして、工務店や設計者と十分な話し合いを行い、自分の希望をしっかり伝えて材料選びを行うことが大切です。

カビ・ダニの対策については、住宅環境、日常生活でカビ・ダニ発生の原因と思われる点を改善し、換気や掃除等により家をきれいに保つ、といった日々の生活が重要になります。

どちらにも共通する要素として、換気が重要です。

換気については、本コラムの公判でご紹介いたします。

 

建材の等級区分

建材には、ホルムアルデヒドの発散量による規格が存在します。

等級区分は「F☆☆☆☆（無制限に使用可能）、Ｆ☆☆☆（床面積の２倍まで）、Ｆ☆☆（床面積の0.3倍まで）、それ以外（内装への使用は不可）」を基準にし、住宅の換気量に応じて使用面積は調節されます。

現在、新築住宅ではＦ☆☆☆☆規格の建材が多くなっています。

「Ｆ☆☆☆☆」は規格の最上級にあたり、ホルムアルデヒドの発散量が全くないか、ごく微量です。

 

換気について

換気は大きく分けて自然換気と機械換気の２つの方法があります。

自然換気は、機械を使わず、外からの風や空気の温度差を利用して、窓を開けることなどにより、空気を入れ替える方法です。

機械換気は、換気扇(ファン)等の機械を使って換気する方法です。住宅の高断熱・高気密化やシックハウス対策の流れを受け、2003年に24時間機械換気が義務化されました。

給気(入口)、排気(出ロ)をそれぞれ機械を使うか使わないかの組み合わせで、３種類あります。

住宅では主に第１種と第３種が採用されています。

第１種機械換気

給気と排気の両方とも、機械で行うものです。

第２種機械換気

給気は機械で、排気は自然排気で行うものです。

強制給気により、室内の気圧が外よりも高くなって、自然と排気が促される仕組みです。

第３種機械換気

給気は自然給気、排気は機械で行うものです。

強制排気により、室内の気圧が外より低くなって、自然と給気が促される仕組みです。

上記のことより高気密・高断熱の住宅ではより快適さを得るために、第１種機械換気の熱交換換気システムの使用が効果的です。

熱交換気とは

冷暖房時、一般的な換気扇は、冬には冷たい外気を、夏には熱い外気をそのまま室内に取り入れるので、せっかく温めた(冷やした)室内の熱が奪われてしまい、室内は寒く(暑く)なってしまいます。

熱交換換気機器は室温に近づけて外気を取り入れるので、冷暖房機の負荷を減らして省エネになり、室内の温度ムラも抑えられるので快適さを損ないものになっています。

まとめ

今回のコラムでは、シックハウス症候群と換気についてご紹介しました。
折角の新築で、シックハウス症候群に悩まされるのは嫌だと感じる方がほとんどだと思います。

快適な暮らしを送るためにも、シックハウス症候群と換気について意識してみるのが良いと思います。
自然換気と機械換気のどちらもうまく活用して快適な夢のマイホーム生活をぜひ送ってください。

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